狂乱のドライオーガズム掲示板 548735

ドライオーガズム達成を目指す方々の掲示板です。いろんなメソッドは「狂乱のドライオーガズム」に詳しく書いてますので、まずはそちらを読んで下さいね。


ドリー誘拐  第二部(1)

1:ドリー :

2017/10/23 (Mon) 11:41:50

皆さん、お待たせしました。いよいよ「ドリー誘拐:第二部」を開始します。

その前に第一部の最終話をアップした後に、一人の読者からツイッターにビックリするような連絡がありました。その方は通勤途中に電車の中で最終話を読まれていたのですが、だんだんと興奮が高まり、最寄駅から歩く途中でドライオーガズムに、さらにそのままウエットでイッてしまわれたんですって。

書き手としてはこんなに嬉しい報告はありません。だから第二部はぜひこの方の、そしてもちろん皆さんの射精を誘発するように書いてみたいって思いました。ドライオーガズムの掲示板なのに変だけど、ウエットもまあいいものです。

でもそんな上手く行くかな?

=====
ヒルトンホテルのロビーの前には黒塗りのストレッチリムジンが停まっていて、黒木部長に背中を押されるようにドリーさんが、そして続いて黒木部長が乗り込むところだった。ドアの横に運転手と並んで立っていた青木部長が僕に気付くと軽く手を上げた。真琴さんが青木部長にスマホを差し出している。僕が近づくと僕のとドリーさんのスマホを差し出すように言うので、僕はドリーさんのバッグからスマホを取り出して渡した。青木部長は直ぐに電源を切ると肩から下げていた大きなバッグに放り込んだ。事情を察した僕は自分でスマホの電源を切ってから渡した。
「皆さんの携帯やスマホは全部お預かりします」
 僕の後ろに続いてきたオフ会の参加者達に向かって青木部長が言うと、何人かは「ええ、どおして?」というようなことを言ったが、「預かれない方は乗れません」とピシャリと言われると、多くの人は黙って差し出してから次々とリムジンに乗り込んだが、何人かは不穏な雰囲気を感じたのか、それとも本当に忙しかったのか、「ちょっと用事があるので僕たちは失礼します」と言って都庁前駅の方へ去って行った。
 最後に僕と青木部長が乗り込むと、運転手が大きなドアをゆっくりと閉めた。
「ナオさん、こっちへ」
 暗い車内の一番奥から黒木部長が呼ぶので僕は前の方へ移動した。運転手のすぐ後ろの右側に黙って俯いたドリーさんと黒木部長が並んで座っていて、その向かいに真琴さんが緊張した面持ちで座っているが隣が空いていた。
「そこへ」と黒木部長に促されて僕は座った。
「ナオさん、私たちどこへ行くのかしら?」
「僕も分からないです。きっとレイさんしか」
 そう言いながら黒木部長の方を見ると、「ドリーさんの上着やスカートは持ってるわね」
「もちろんです。バッグもちゃんと持ってきました」
「スマホは渡したわね」
「ええ、あお・・」青木部長にと言いかけて僕は「あの、ドアのところにいた男性に」と言い直した。
「今からどこへ?」とドリーさんが顔を上げた。僅かな照明に照らされた顔には未だ涙が残っている。両手は後ろに回したままだ。
「楽しいところ」と黒木部長が笑いながら言った。
「また酷いことをするつもりね」
「酷いことなんてとんでもない。あなたを楽しませてあげようと思ってるのに」
 ドリーさんは答えずに後ろの窓に目を向けたが、どの窓も真っ黒で外は見えない。
 オフ会の参加者達も黙り込んでいる。
「それでは出発します」と何の感情も篭っていない事務的な運転手の声がスピーカーから聞こえると、リムジンはゆっくりと動き出した。
2:Shelly :

2017/10/23 (Mon) 23:55:23

いよいよ待望の第二部のスタートですね!

不穏な雰囲気のままで走り出したリムジンは
いったいどこへ向かって行くのでしょうか・・・

目的地はドリーさんにとって天国になるのか?
それとも羞恥の極みとも言える地獄になるのか?

いろいろと妄想を膨らませながら続きを待ちますね!
3:ドリー :

2017/10/28 (Sat) 17:10:40

 最初のうちこそ僕はどこへ向かっているのだろうと、リムジンが曲がるたびに地図を思い浮かべていたが、首都高速に乗って緩やかなカーブを右へ左へと何度か過ぎたところで諦めた。目の前のドリーさんは黙って俯いたままだ。黒木部長は手にしたスマホに慣れた手つきでテキストを打ち込んでいる。
 隣にはとても魅力的な真琴さんが挑発的と言ってもいい格好で座っているというのに、僕は言葉を掛けられなかった。その代り、僕はフーッと息を吐いた。
「どこへ行くのかしら?」と真琴さんが独り言のように呟いた。
「きっと素敵なところですよ」
 言ってしまってから、そこはきっと黒木部長や僕には素敵なところだけども、ドリーさんにとっては地獄だろうと思った。
「そうよね、きっと素敵なところよね」
 真琴さんは僕に向かって精一杯の笑顔を作ってくれたが、それが逆に僕にとってはドリーさんの味わうであろう壮絶な苦悶を暗示するかのようで悲しかった。
 急にスピードを落とすとリムジンはゆっくりと左に曲がり、なだらかな下り坂を左にカーブしながらしばらく進んでからため息を付くように止まった。
「お疲れ様でした。到着しました」とスピーカーから同じ運転手の、やはり感情の欠片も篭っていない声が聞こえるのと同時に一番後ろのドアが開いた。
「順番に降りて、目の前のエレベーターに乗って下さい」と青木部長が言うと、オフ会参加者の人々は静かに立ち上がって後ろのドアに向かった。僕は真琴さんの方を向くと、「どうぞ」と言った。
「ありがとう」と真琴さんは答えるとゆっくりと立ち上がり、と言っても中腰だが、魅惑的なサイドのスリットから小麦色の肢体を覗かせながら僕の前を通り過ぎた。
「どうそ」と僕は黒木部長にも声を掛けたが、「お先にどうぞ」と言われたので真琴さんの後ろに続いた。
 リムジンから降りると目の前に巨大なエレベーターが口を開けていて、皆がぞろぞろと入っていく。振り返るとドリーさんがゆっくりと降りるところだ。太腿をしっかりと閉じたまま、膝から下を精一杯開いて。

 そこはちょっとした体育館程の広さの駐車場のような建物だが、他には車は一台も無い。リムジンの後方にはさっき入ってきたと思われる通路が少しだけ見えるが、カーブしているのでその先は分からない。多分地下なのだろうと思うけども、この静けさはそれだけでは説明が付かない。
 東京近郊に森なんかあったかなと考えていると、「エレベーターへどうぞ」と青木部長の声がしたので前方に顔を戻すと、ドリーさんもエレベーターに乗り込むところなので慌てて追いかけた。
 巨大なエレベーターのドアがゆっくりと閉まったが、中々動き出す気配が無い。ドアの上部に普通付いてる階を示す番号が無いし、ドア横の行先ボタンも開閉ボタンも無い。まるで密室に閉じ込められたような感じだ。
「動いてる」と真琴さんが呟いたのはそんな時だ。
「ホントだ。微かに音が聞こえる」と壁に耳を当てていたShellyさんが言った。
「でも上がってるのか下がってるのか分からないな」と別の誰かが言った。
 その通りだ。というか僕自身は何も感じなかった。
 しばらくの間、と言ってもほんの二三分だと思うが誰も何も言わなかった。
「ポーン」と、ドアの向こう側で本物のチャイム、それもかなり高級なチャイムを誰かが優雅に叩いたような音がしたので皆んな思わずドアの方を見た。すると皆の視線に呼応するかのように、巨大なドアがゆっくりと開いた。
 そこは駐車場では無かった。それどころか落ち着いた色の高そうな絨毯やあちこちに彫刻が施された壁や天井は超高級ホテルの廊下のようだ。やっぱりエレベーターは動いてたようだ。
 ドリーさんが黒木部長に背中を押されるように廊下へ出ると右手で立ち止まった。
「皆さんは、こちらの方へ」
 黒っぽい和服を見事に着こなした美しい婦人が廊下の左側から声を掛けた。
 僕と真琴さんが降りるとその婦人は、「ご案内します」と言ってくるりと向きを変え、優雅な足取りで歩き始めたので、僕たちはぞろぞろと続いてふかふかの絨毯を歩いた。ドリーさんと黒木部長は一番後ろから着いてきた。
4:Shelly :

2017/10/30 (Mon) 15:18:18

下半身を隠すスカートを失ってしまったドリーさんは
この期に及んでもしっかりと太腿を閉じ合わせて
恥ずかしいペニスを隠しきろうと必死なのですね・・

既に屈辱的な射精姿を晒してしまったはずなのに
まだ誇りを保とうとする貴婦人のプライドでしょうか

そんなドリーさんに待ち受ける過酷な運命・・・
“ドリーさんの味わうであろう壮絶な苦悶”
そんな苦悶に襲われてしまったドリーさんが
どこまで貴婦人のプライドを保ち続けられるのか
この後の展開が今から待ちきれません!
5:ドリー :

2017/10/31 (Tue) 21:30:21

Shellyさん、
いつも感想ありがとうございます。ご期待に答えられるように頑張りますね。
====
 婦人の着物は最初真っ黒に見えたが、よく見ると濃い緑色のラインが斜めに何本も交差するように描かれている。
「綺麗ね」と真琴さんがため息をつくように言った。
「そうですね。真琴さんは着物は?」
「あんなに高そうなのは持ってないわ。それに自分では着れないし」
「そうですよね」
 どうも真琴さんとは話が続かない。いや真琴さんだけでなく僕は女性とはどうも話が続かない。

 それはかなり大きな建物のようで、廊下は先が見えない程遠くまで続いていた。しかも窓も無いし、ドアも無い。もちろん標識らしきものは無い。ところどころにT字路があったり四つ角があったりするが婦人はまっすぐに進んで行く。
 何番目からの角で婦人は左に曲がった。そこも全く同じような廊下だ。しばらく進むと今度は右に曲がった。ここも同じような廊下だ。それから次の四つ角は右に、その次は左にという具合に何度も角を曲がったがどこも全く同じ廊下に見えた。
 突然婦人が立ち止まって振り返り、「こちらです」と指差したところには初めてドアがあった。
 スーッとドアが開いて中から同じような和服の婦人が、いやこちらは緑ではなく真紅の線が入っている着物だが、「お入り下さい」と僕たちを招き入れた。そこは中規模の会議室のような部屋だ。照明は薄暗く、正面の壁には巨大なモニターが据え付けられている。しかし会議室に付きもの大きなテーブルは無く、座り心地の良さそうな黒革の一人掛けのソファーが十数脚、U字型に配置されていて、それらの間には小さなサイドテーブルが置かれていた。正確に言うとU字の真ん中に置かれたソファーだけは黒革ではなく、濃い緑の革でデザインも少し豪華な感じがした。もちろん値段も高そうだ。
「お好きな席にどうぞ」
 僕と真琴さんは顔を見合わせると、真ん中のソファーを挟むように座った。きっとここにドリーさんは座るのだろうと思ったからだ。皆んなそれぞれ適当に座ったが、やはり真ん中のソファーには誰も座ろうとしなかった。ところが肝心のドリーさんは正面のモニターの前で黒木部長と何事か話し込んでいる。というよりは何か言い含められているようだ。
 再びドアが開いたのでそちらに目を向けると、最初に案内してくれた緑の線の入った和服の婦人に支えられるように、これも和装の小柄な老人が入ってきた。そしておぼつかない足取りでゆっくりとこちらに向かってくる。どこかで見たことのある顔だなと思っていると照明が少し明るくなって老人の顔がはっきり見えた。
 鬼山会長! いや、数年前に引退して今は相談役だが、相変わらず会社の経営には絶大な影響力を持っているという噂だ。しかし殆ど公の場には姿を見せないので重病説があちこちで囁かれている。いずれにしても、会長が姿を見せたということは、この建物は噂に聞いていた鬼山会長の迎賓館なのか?
 会長はもちろん僕のこと等知るはずもないのだろう、軽く会釈をしながら通り過ぎると僕の左側のソファーにゆっくりと腰を下ろした。もう一人の真紅の線の入った着物の婦人が湯のみ茶碗をサイドテーブルに置いた。そして次に僕のところへ来ると中腰になって「お飲み物はいかが致しましょう?」と尋ねた。
「えっ、あっ、じゃあ、ビールを」
「かしこまりました」
 そう言って婦人は僕の隣のShellyさんのところへ行って同じことを尋ねた。真琴さんのところでは緑の線の入った着物の女性が飲み物を聞いている。二人の婦人が注文を聞き終わって部屋から出ると、黒木部長がへっぴり腰のドリーさんを従えてにこやかに会長の前に進み出た。
「お久しぶりです、会長。今夜はこのような素敵なお部屋を使わせていただき、大変ありがとうございます」
「いやいや、レイ君、君の頼みであればいつでも大丈夫だ。それより今夜はこの老いぼれまで呼んでくれて、こちらこそ感謝するよ」
「会長、こちらがさっき話した今夜の殊勲者のナオさんなんですよ」と言いながら黒木部長は僕の方を指差したので、僕は思わず立ち上がった。
「あ、な、ナオです。始めまして」
「おお、君がか。よくやった」
 会長が僕の方を向いて目を細めた。黒木部長がどこまで話したのかは分からなかったが、取り敢えず鬼山会長の機嫌が良さそうなので僕はホッとした。
「そして、こちらが今夜の主役の・・・」
 そう言いながら黒木部長は一歩右側に寄った。
6:Shelly :

2017/11/07 (Tue) 11:27:34

第2部はかなりスケールが大きい展開になってきましたね!
満を持して登場の鬼山会長はラスボス的存在でしょうか

もはや逃げ場を失ってしまったドリーさんは絶体絶命
ペニス・愛袋・アヌスと次々に秘部を露わにされてしまい
静子夫人に捧げた貞操も風前の灯となりそうですね!
7:ドリー :

2017/11/10 (Fri) 08:20:45

Shellyさん
「ラスボス」という言葉知りませんでしたので調べましたよ。ラスト・ボスなんですね。鬼山会長がラスボスかどうか。ぜひお楽しみに。
8:ドリー :

2017/11/11 (Sat) 23:11:23

  純白のブラウスだけしか許されていないドリーさんは、何としても局部だけは隠そうと太腿をしっかりと閉じて腰を少し屈めている。両手は後ろ手錠のままのようだ。
「あなたがドリー・クイーンか・・・」
 掠れそうな声が会長の喉の奥から絞り出された。
「ええ、そうです」
「噂通りのえらく大胆な格好だな。さすが露出狂のドリー・クイーンだ」
「いえ、私は露出狂なんかじゃ・・・」
「おや、そうなのかね。でも今朝の格好を見るとそうとしか思えんがな」
 そこまで言うと会長は視線を少し上に向けた。
 正面の巨大なモニターにはホテルの廊下をカメラに向かって歩いてくる成熟した女性の小麦色の肢体が映っている。女性が近づいてくると、その美しい肢体を覆っているのは、黒のスポーツブラとマイクロショーツだけだ。かなりローライズのマイクロショーツは股下も殆どなく、よく発達した太腿が付根から露わになっている。さらに女性がカメラに近づいてくると顔がアップになった。
「ドリーさん!」と誰かが叫んだ。
「これは・・・」とドリーさんが呟いた。
 次にエレベーターの中の映像に切り替わると女性の横にはブロンドのキャビンアテンダントが立っていて、二人は何やら楽しそうに話している。
 さらに映像が切り替わると、まさに僕が今朝ヒルトンホテルのロビーでこの目で見た通り、キャビンアテンダントとドリーさんが楽しそうに話しながら歩いてくる。そしてさらに映像はドリーさんを追いかけるようにホテルの外へ出た。僕もビデオを少し撮ったけど、僕よりももっと近くから、もっと素敵なアングルでその映像は撮られていた。そして明治神宮の広場でストレッチをするドリーさんを、両脚を大胆に開いてマイクロショーツで辛うじて覆われた下半身を惜しげも無く晒すドリーさんの肢体を舐めるように映し出していた。
「わしには少なくとも露出するのがお好きなようには見えるがね」
「いえ、これはウォーキングしやすいような格好をしているだけで」
「じゃあ、今は? 仕事帰りと聞いていたが、。アメリカではそんな格好で会議に出るのか?」
「いえ、これは・・・」とドリーさんが言葉に詰まっていると、「会長」と黒木部長が助け舟を出した。
「実は一次会で盛り上がってドリーさんはスカートを脱いでしまったんです」
「ほほう、それは、それは」
「スカートだけでなく下着もです。というか最初に下着の脱ぎっこをしたんですよ。だから私も」
「何とレイ君も下着は穿いておらんのか?」
「そうですよ。ご覧になります?」
「いやいや、いきなりそれは心臓に悪い。それでドリーさん、あなたも下着は穿いておらんのか?」
「え、ええ」
「どうりで真っ直ぐ立てないわけだ。折角のスタイルがそんなへっぴり腰では台無しだ。そうだ、みどり君」
「はい、会長」
 いつの間にか会議室に戻っていた緑の線の入った着物の女性が後ろから近寄りながら答えた。
「例の物を持ってきてくれるか」
「かしこまりました」
 みどりと呼ばれたその婦人は会議室の隅に行くと、置いてある引き出しを開け、長さ50センチ、幅が10センチ、厚みが5センチ程の細長い桐の箱を三つ持って戻ってきた。そして会長と僕の間のサイドテーブルに並べると蓋を取りながら、「純白と薄緑、そして真紅の三色ございますが」と言った。
9:ドリー :

2017/11/19 (Sun) 22:05:43

 左端の桐の箱の中には箱より一回り小さい長方形の純白の薄い生地の布切れが入っていた。真ん中の箱の中にも同じ形の薄緑色の布切れが、そして右端には真紅の布切れが入っていた。僕は一瞬ネクタイかと思ったが、そんな筈はなく、生地がもっと薄くて柔らかそうだ。
「ふーむ」と会長はドリーさんの方をしばらく見ていたが、「白にしよう」と言った。
「かしこまりました」
 みどりと呼ばれた婦人は、掬い上げるように両手で大切そうに白い布切れを持ち上げた。
「ドリーさん、つまらない物だが受け取ってくれるか?」
「な、なんでしょう?」
「いや、あなたが下着を穿いておらんと言うので、わしのコレクションから一つ差し上げようと思っただけなんだが、どうかな、これを着けてくれるかな?」
 婦人が純白の布切れを広げると、それは下着と呼ぶにはあまりにも心もとない、幅5センチ程しかない細長いもので、一方の端からは同じ純白の生地の紐が二本伸びている。
「あ、ありがとうございます・・・」
 とは言ったものの、ドリーさんはじっとその布切れを見つめたままだ。
「じゃあ、みどり君、差し上げて」
「かしこまりました」
 婦人が純白の布切れを広げたまま近寄っても、ドリーさんが受け取る気配を見せないので、「気に入らないのかな?」と会長が言った。
「いえ、会長」と黒木部長が再び助け舟を出した。
「ドリーさんは受け取れないんです。先ほどのプレイで手錠を掛けられてしまって」
「ほほう、そんなプレイをしておったのか。それじゃ、みどり君、それを着けてあげなさい」
「かしこまりました」
 そう言うと婦人はドリーさんにさらに近づき、両手で二本の紐の中程を持って左右に広げながら跪くと、「失礼します」と言いながらドリーさんの下腹部に近づけた。
「ああ、そんな」とドリーさんは後ずさりしようとしたが、「じっとして」と黒木部長に後ろから押し返されるとその場に立ち尽くすしかない。
 すかさず婦人はブラウスの裾に両手を差し入れ、二本の紐を背中に回すと腰の後ろで手早く結んだようだ。婦人が立ち上がって後ろに回ると、ドリーさんのブラウスの下から純白の細い布切れが膝の少し下まで垂れ下がった。
 婦人は再び跪くと、前後に少しずらしたドリーさんの両足の間から右手を伸ばし、布切れの端を掴むと「少し脚をお開きになって」と言った。
「そ、それは・・・」とドリーさんは一層腰を屈めたが、「会長のお心遣いを断るつもり?」と黒木部長に耳元で優しく、しかし有無を言わせない調子で囁かれると、「わかりました」と答えた。
 そして二、三度深呼吸をすると一度天井を向き、そして会長の顔をじっと見つめながらほんの少し膝を開いた。
 婦人の手がドリーさんの太腿の後ろに隠れるのを追いかけるように、白い布切れは太腿の間に消え、最後に「あん」という喘ぎ声をドリーさんの口から漏らさせた。
「あとは後ろで結んで終わりです」と婦人が言い、もう一度「あん」とドリーさんを喘がせると婦人は立ち上がり、こちら側に来て会長の方を向くと「お着け致しました」と言った。
「ご苦労。じゃあドリーさん、わしのプレゼントをちゃんと見せてくれるかな」
10: :

2017/11/20 (Mon) 01:34:29

お久しぶりですドリー様。第二部は狂乱の宴を予感させる大舞台ですね。鬼山会長がドリー様をどのように導くのかが楽しみです。

私は一か月間、SMプレイに夢中になってました。痛みや出血を伴うので避けていましたが癖になりますね。針や電気・蝋燭・ロープが中心です。蝋燭を吊るしてたらしたり、特に乳首に針を刺すと快感と痛みが長く続きます。ロープでもプレイ後に体に残る感覚が癖になって止められません。

アヌスを拡張する代わりに始めたのですがエスカレートしそうです。作中のプレイは羞恥心を煽る内容ですがSMっぽい要素を期待しています。
11:ドリー :

2017/11/23 (Thu) 18:39:38

夕さん
感想ありがとうございます。実は私もSMっぽいことを考えていたところです。ぜひそういうのを書きますね。

第二部(6)
「ドリーさん、わしのプレゼントをちゃんと見せてくれるかな」
 会長の言葉で全員の視線がドリーさんに集まった。
「ほら、腰を伸ばしてちゃんと立ちなさい」
 黒木部長に言われてもドリーさんは弱々しく首を振るだけだ。
 すると、「ここは私に」と作務衣を着た男性が会議室に入ってきた。真っ黒のサングラスを掛けているが青木部長のようだ。
 青木部長は真っ直ぐにドリーさんの後ろへ歩み寄ると、軽く会長に黙礼をしてから後ろ手錠を掛けられているドリーさんの手首の辺りを掴んだ。
「言う通りにしないと痛い目に・・・」
 次の瞬間、「ヒィー」と言う大きな悲鳴を上げながらドリーさんは直立不動の姿勢を取った。
 ブラウスがずり上がり、ツルツルの恥丘と、その中央を僅かに覆う純白の細い布切れが露わになった。
「それでいい」
 男性は満足そうに頷くと、「さあ、皆さん、会長のプレゼントをよくご覧下さい」と言いながら、ドリーさんを右へ、そして左へと向かせ、最後に「後ろもよくご覧下さい」と言うと、ドリーさんの正面に回って後ろ姿をこちらに向けさせた。
「あぁ、いやぁ」とドリーさんは思わずへっぴり腰になったが、それは逆にブラウスを一層ずり上げることになり、見事に発達したお尻の全貌を晒しただけでなく、純白の布切れがその中央に細い紐となって喰い込んでいるところを見せつけることになった。
「ほほう、なかなかお似合いだな。どうだ、レイ君、そう思わんか?」
「もちろんです。純白をお選びになるとはさすが会長です」
「そうか、君もそう思うか。ところでレイ君・・・」
 そこまで言って会長は周りを見渡した。
「さっき下着の脱ぎっこをしたと言っておったが、それはレイ君とドリーさんの二人でしたのか?」
「いえ、もう一人、ちょうどそちらに座っておられる真琴さんも」
「おお、あなたも穿いておらんのか? だったらプレゼントを・・・」と会長は真琴さんの方に顔を向けた。
「あ、いえ、私も一緒に脱いだんですが、寒くなってきたのでさっき化粧室で穿いてきました」
「ほう、そうか。でもこの季節に寒くなるとは。それにあなたのドレスでは下着を着けたところで変わらんでしょうに」
「あ、いえ、済みません。寒くなったというのは嘘で、本当は恥しかったから」
「ほう、そうか、それは正直で宜しい。でも他の二人は穿いてないのに、あなただけ穿くというのはルール違反じゃないのかな?しかもドリーさんはスカートまで脱いでしまって、あんな恥ずかしい格好をしてたというのに、道義的にも許されないのではと思うが」
「スカートを脱いだのは私の勝手で、真琴さんには関係ないことです」
 ドリーさんが真琴さんを弁護したが、「レイ君、君は法律の専門家だがどう思うかね?」と会長が黒木部長に向かって尋ねると、「仰る通りルール違反です」と黒木部長は冷たく答えた。
「そうか、やはりルール違反か。それじゃ、真琴さんと言ったかな、まずはあなたに下着を脱いでもらおうか。真ん中へ出て来て。二次会はそれからだな」
12:名無し :

2017/11/24 (Fri) 22:06:27

横から失礼します。夕さんの記事に大変興味を持ちました。ブログなど開設していましたら、お教え下さい。
13:Shelly :

2017/11/26 (Sun) 15:44:03

どんどん興奮が高まってくる展開に我慢できずに、またShelly視点を・・・

**********

みどりと呼ばれた女性が手にしている白い布切れは、どうやら褌・・・いや和風のストリングショーツを模したような物らしかった。
女性がドリーさんに近づくのに合わせて、私はゆっくりとドリーさんの背後に位置するソファーに移動した。
ドリーさんの前に跪いた女性が、両手をブラウスの裾に差し入れ布切れの紐を結びだした。その間もドリーさんは黙って立ち尽くしたままだった。
「少し脚をお開きになって」と女性が言った。
「そ、それは・・・」とドリーさんは一層腰を屈めた。
その背後に位置するソファーに座った私の視線の高さは、丁度ドリーさんの豊かなヒップラインと同じ高さだった。
その視線の先で、へっぴり腰になったドリーさんのヒップの下から、両腿の間に隠されていたペニスの先端が姿を現した。
ほんの僅かだけ顔を覗かせたペニスは包皮が捲れ上がり、ピンク色のクリトリスが露わになっている。そればかりかスリットから漏れ出した愛液にまみれ、ヌラヌラと濡れ光っていた。
するとレイさんに耳元で何事か囁かれたドリーさんが「わかりました」と答え、観念したようにほんの少しだけ両脚を開いた。
それまで頑なに閉じ合わされていた両腿が開くと同時に、その内側に隠しこまれていたドリーさんの秘密が、ほんの一瞬姿を晒し両腿の間に垂れ下がった。
その瞬間、力なく垂れ下がったペニスの先端から透明の糸が一筋滴り落ちて、ドリーさんの陶器のような内腿にキラキラと絡みついていった。
しかしそんな光景も一瞬のことで、女性が手早く両腿の間に布切れを差し入れ、それでペニスを押さえつけるようにすると、ドリーさんの秘密は再び両腿の間に姿を隠した。
女性が後ろに回した手で布切れの紐を結ぶと、ドリーさんが微かに「あん」という喘ぎを漏らした。
前に跪いた女性とブラウスによって、ドリーさんのペニスがその場にいた人達の視線に晒される危機は回避できたようだった。
ただドリーさんが身に着けたばかりの布切れは、あまりにも細く薄く心もとない。
果たしてドリーさんはあんな薄布だけで、どこまで秘密を隠し通すことができるのだろう?
半裸姿になってさえ貴婦人のような雰囲気を醸し出すドリーさんが、執拗な責め苦に必死の抵抗空しく、恥ずかしい秘密を一つ残らず暴かれ、無残にその全てを晒すのも時間の問題かもしれない・・・
これからドリーさんの身に迫る、淫靡で残酷な責めを想像しただけで、私の下半身には熱い奔流が湧きだしていた。



14:ドリー :

2017/11/26 (Sun) 22:20:51

Shellyさん、いつも素敵なサイドストーリありがとうございます。私のお話が一段と魅力的になるようでとっても嬉しいです。では続きを。

===第二部(7)
 今度は皆の視線が真琴さんに集まった。
「真琴さん・・・」とドリーさんが呟いたが、自らも恥ずかしい姿を晒したばかりで、後ろ手錠を掛けられた両手を青木部長に掴まれていては何も出来ない。
「ほら、早く、さっきと同じよ」と黒木部長が近寄って手を差し出すと、真琴さんは立ち上がらざるを得ない。 
 イエローの超ミニ・タイトドレスは両サイドが幅5センチほど上から下までオープンになっていて、同じ黄色のレースのストリングで編み上げるように留めているだけなので、真琴さんの小麦色のボディが露わだ。ブラジャーをしていないのは明らかだし、さっきまでは同じ黄色のレースのTバックだったので、編み上げの紐とちょっと見ただけでは区別が付かなかったが、今もやはりそれらしい紐は見えない。
 本当に穿いてるのかなと思ってるうちに真琴さんはU字型に並べられたソファーの真ん中あたりまで黒木部長に引きずり出され、会長の方を向かされた。
「じっとして」と言って黒木部長が二、三歩下がると、グゥィーンという低い唸るような音と共に、真琴さんが立っている床がせり上がり始めた。
「あぁ、いやぁ、怖い」と真琴さんはキョロキョロと周りを見渡すが、床は直径2メートル程の円形の部分だけがみるみるうちに1メートル程高くなり、真琴さんは顔を赤らめて超ミニの前と後ろを手で押さた。
「ほほう、これならよく見えるな。それでは皆さんと一緒にじっくりと下着を脱ぐところを見せてもらおうか」
「あぁぁ、無理です。こんなところでは無理です。下に降ろして下さい」
「さっさと脱がないと、会長のご機嫌を損ねるともっと酷い目に会うわよ」と言ったのは黒木部長だ。
「わ、私が代わりに脱ぎますから、マコちゃんを虐めるのは止めて下さい」
 ドリーさんが後ろ手錠を掛けられた身体をくねらせながら哀願したが、「ほら、ドリーさんが身代わりになるって言ってるけど、そうしてもらう?」と黒木部長に言われると、「いえ、ドリーさんにこれ以上恥ずかしいことをさせる訳には。わ、私が脱ぎます」と言って真琴さんは唇を噛み締めた。
「さあ、皆さんもよくご覧になって。ソファーに座ってないで、こちらまで来て頂いても構いませんわよ」
 黒木部長はそう言ったが、誰もソファーからは立上らなかった。僕はどうせならかぶり付きで見てみたかったけど、一人だけそうする度胸もなく周りを見渡していると、斜め向かいの男性と目が合った。僕たちは頷き合うと立ち上がり、「真琴さん、ごめんなさい」と言いながら真琴さんが立っている「舞台」の縁まで来てほぼ真下から真琴さんの引き締まった脚を見上げた。
「ナオさん、酷い!」
 すると他の参加者たちも次々と舞台の周りに集まってきて、最後には会長以外の全員が舞台を取り囲んだ。
「あぁ、見ないで、見ないで下さい」
「恥ずかしいからと言ってルール違反をすると余計に恥ずかしい目に会うんだよ」と言うと会長は「フッフッフッ」と笑った。
「さあ、早く」と黒木部長が言った。
 しかし真琴さんは超ミニの前と後ろを強く押さえたまま身動き出来ない。
「やっぱりドリーさんに身代わりになってもらう?」
「い、いえ、私が」
 真琴さんはそう言うと左手で超ミニの前を押さえたまま、右手をゆっくりとサイドに動かすと、超ミニを素早くたくし上げた。太腿からヒップまでが一瞬露わになったが、次の瞬間超ミニは元に戻り、透明の細いテープが太腿に絡みついていた。
「中々の早業ね」と黒木部長が揶揄した。
 真琴さんは今度は右手で前を押さえ、同じように左手で超ミニをたくし上げるとTバックの左側の紐をずらした。透明の細いテープが左右の太腿の付け根辺りに絡みついている。
「次はどうするのかしら?」と黒木部長が言った。
15:Shelly :

2017/11/27 (Mon) 00:25:25

真琴さんが穿いているのってこんな感じかな・・・

https://www.sannas.jp/jp/clothes/lingeries/panties/ls26
16:真琴 :

2017/11/27 (Mon) 11:29:16

Shellyさん

真琴でぇ~す(⌒▽⌒)

全く同じSanna’sのショーツ
ホワイトとブラックを以前に購入済みです!
なんで知ってるんですかぁ~(^◇^;)
17:Shelly :

2017/11/27 (Mon) 17:40:58

真琴さん

リアクションありがとうございます

実は秘かに真琴さんをスト―キングして・・・
なんてね~

ドリーさんの文面を読んでいて思い出したのが
偶然にも以前購入するかどうか迷っていた
SANNA'Sのこのアイテムだったのですよ
結局は購入しなかったのですけどね~

それよりも作中での真琴さんはせり上がった舞台で
視線に囲まれた中でのTバックの生脱ぎショー♪
両腿の間に挟んだペニスを隠したままで
無事にTバックショーツを脱げるのでしょうか?
真琴さんも絶体絶命のピンチですね!
18:真琴 :

2017/11/27 (Mon) 20:28:54

Shellyさん

実はSanna’sでは色々お買い物を、していまして、今回ドリーさんの小説の中の衣装に似た「サイドが編み上げ」の身体に超フィットするミニワンピ?を持っています。色はイエローじゃなくてブラックですけど(^◇^;)
あとは股上6センチのウルトラローライズとか…かなり過激なSanna’s ですよね(笑)

ドリーさんの小説の中で、これからあたしがどんな辱めを受け、どんな風になっていくのか…あたしもドキドキですけどShellyさんも楽しみにしててくださいね(^_-)☆
19: :

2017/11/28 (Tue) 11:11:18

私はブログとかはしていませんが興味をもって下さってありがとうございます。

下着が具体的に分かると艶めかしいですね。真琴さんのドキドキが伝わってきそうです。

ドリー様は興奮されているのかな?真琴さんを巻き込んでの破滅的な快感を望まれているのか、本当に嫌がっているのかどちらでしょう。
20:名無し :

2017/11/28 (Tue) 16:24:52

夕さん、お返事ありがとうございます。あなたの自虐オナニーに興味を持ちました。私も自虐オナニストなので。お互いブログは持っていないようですね。もし開設したらお願いします。私は無精なのでブログを続けるのは難しいです。(笑)
21:ドリー :

2017/11/30 (Thu) 13:28:31

皆さん、ご感想ありがとうございます。それでは続きを。
===
第二部(8)
 僕も含めて大勢のオフ会参加者がぐるりと舞台を取り囲んで真琴さんを見上げている。Tバックのサイドの透明テープを何とか太腿まで降ろした真琴さんは、脚をピタリと閉じ、超ミニの裾を前も後も手で押さえているが、1メートルもせり上がった舞台の上に立っていては殆ど隠しようもない。
「次は普通は後ろからよね」
 黒木部長の言葉で僕たちは真琴さんの後ろ側へと移動した。
「ああ、見ないで」
「見ないでって言われても、見えちゃうわよ。それともやっぱりドリーさんに身代わりになってもらう?」
 そう言って黒木部長はドリーさんの方を振り返ったが、さすがのドリーさんもずらりと並んだ大勢の顔に見上げられながら舞台の上で下着を脱ぐのは辛いのか、「マコちゃん・・・」と呟いただけだ。
「ぬ、脱ぎますっ!」
 真琴さんは吐き出すように言うと、前を左手で押さえたまま右手で太腿の付け根辺りに絡みついている透明テープを引っ張ろうとした。しかし伸縮性の良いテープは伸びるだけで、ヒップの割れ目に食い込んでいるであろう縦紐はビクともしないようだ。
「あぁ」と小さく喘いだ真琴さんは諦めたように右手を後ろに回して超ミニの裾に差し込んだ。当然のことながら超ミニは捲れ上がり、引き締まった小麦色のヒップが半分ほど露わになった。しかしTバックの縦紐はヒップの割れ目に食い込んでいるのか、まだ姿を現わさない。
「あぁぁ」ともう一度喘ぎながら顔を左右に力なく振ると、真琴さんはさらに右手を超ミニの奥へと差し込んだ。ヒップが完全に露わになり、小さな白い逆三角形が露わになった。
 真琴さんは親指をその部分に引っ掛けると下に向けて引っ張った。ところが縦紐は伸びるだけで、ヒップの割れ目に食い込んでいる部分はビクともしない。それでもさらに引っ張ると、「はぅん」というような艶かしい喘ぎ声と共に、白い縦紐は弾けるようにヒップの割れ目から飛び出してきて、透明な横紐と一緒になって太腿の付け根辺りに絡みつき、真琴さんは素早く超ミニの裾を元に戻して右手で押さえた。
「次はいよいよ・・・」
 黒木部長が言うと僕たちはぞろぞろと舞台の前側に移動したが、Shellyさんだけは後ろに残った。
 下から見上げると真琴さんは両手で前を押さえて今にも泣き出しそうだ。
「真琴さん、頑張って!」と思わず言ってから、何て無責任な言葉だと僕は恥ずかしくなった。しかも僕の視線は真琴さんが必死に隠している超ミニの裾辺りから少しも外れない。
「あぅぅ・・・」と嗚咽のような声を漏らしながら、真琴さんは右手を少し横にずらして、太腿の付根に絡みついている透明テープを掴んだ。もちろん左手は超ミニの前をしっかりと押さえたままだ。そして一度大きく息を吸うと真琴さんは右手をゆっくりと降ろしていった。
 最初はサイドに少しだけ見えていた透明テープが少しずつ長くなり、太腿の前側でも超ミニの裾から顔を出したところで止まった。
「ふぅぅ」
 真琴さんは大きく息を吐くと、今度は右手で前を押さえ、左手を横にずらして透明テープを掴むと下へずらせていった。そして右側と同じように左側の透明テープもかなりの長さが超ミニの裾から顔を出したところで手が止まった。
「脚を開かないと脱げないわよ」と黒木部長が嬉しそうに言った。
22:Shelly :

2017/11/30 (Thu) 15:50:27

性行為そのものの描写はもちろん、性器さえも一切表現されていないのに
Tバックを脱ぐ過程のシーンだけでもワクワク・ドキドキしています
これこそが文豪・ドリーさんの筆力の真骨頂と言えますよね!

真琴さんのTバックも両脚を閉じたままでは完全に脱ぎ降ろすのは困難
でも脚を開いてしまえばその奥に潜ませているペニスの姿が・・・
これまで謎のヴェールに包まれていた真琴さんのペニスはどんな様子か?
その姿が衆人環視の元に晒される瞬間を待ち遠しいと思う気持ちと
真琴さんには最後までその謎を隠し通してほしいという葛藤が交錯します!
23:ドリー :

2017/12/01 (Fri) 22:47:06

Shelllyさん
文豪だなんて。でも嬉しいです。

AVもそうだけどモロに出しちゃうと全然感じないですよね。もちろんSEXでもオナニーでも同じ。
24:ドリー :

2017/12/02 (Sat) 20:57:25

第二部(9)
「レイ君も中々厳しいことを言うね」と今まで黙って見ていた会長が口を開いた。
「一人で大変ならこの二人に手伝わせようか?」と会長は和服の二人の婦人の方を見た。
「あぁ、いえ、じ、自分で脱げます」
 真琴さんはそう言ったが、前を隠している両手は中々動かない。
「やっぱり手伝いがいるようだな」
 会長が振り返ると、先ほどみどりと呼ばれていた婦人が小さなタラップのようなものをゴロゴロとこちらに向かって押してくるところだ。
「失礼します」と婦人は言うと、その3段のタラップを舞台の後ろ側に付け、今にも登ろうと1段目のステップに足をのせた。
「あぁ、来ないで下さい。じ、自分で脱ぎますから」
 会長が頷くとみどりさんは足を降ろした。
「さあ、早く脱ぎなさい。五つ数えるうちに始めないと、みどりさんと紅さんに手伝ってもらうわよ。ほら、いち、に、さん・・・」
「あっ、待って、脱ぎますっ」
 真琴さんは左手で超ミニの裾を押さえたまま、右手親指を太腿の前に絡みついていた透明テープに引っ掛けて降ろそうとしたが、中々降りてこない。
「脚を開かないと」と黒木部長が笑いを堪えながら言った。
 同時に僕は、まるで心の中の悪魔に命令されたように、慌てて舞台の前を離れ、急いで後ろ側に回った。最初からそこに居たShellyさんが黙って頷いた。
 後ろ側から見上げると超ミニのワンピースは殆ど下半身を隠す用は為さず、ピタリと閉じた引き締まった小麦色の両太腿からヒップの中程までが目に飛び込んできた。半ばずり下げられた透明テープと純白の縦紐が弛んで太腿の付け根辺りに絡みついているのが、今から起きることを予感させるような妖しい雰囲気を醸しだしている。
「もう一度数えて欲しいの」
「あぁ、ぬ、脱ぎます・・・」
 真琴さんは少し前かがみになり、左手で超ミニの前裾をしっかりと押さえながら右手でTバックをずり下げはじめた。
 そして舞台を取り囲んだ全員に背中を押されるように、ほんの少しだけ膝を緩めた。
 まるで天の岩戸が開いた瞬間のように、ピタリと閉ざされた太腿の間に一筋の光が射した。
「あぅぅぅぅ」という呻き声と共に、隙間は少し大きくなり、会陰部をピタリと覆う純白の布地が現れた。そして真琴さんがさらに腰を屈めながらTバックをずらせていくにつれ、純白の布地は少しずつその姿を晒していき、最後に一瞬だけ逆三角形の全貌を見せたと同時に天の岩戸はピシャリと閉じた。
 しかし純白の逆三角形が真琴さんの会陰部から離れた直後、両の太腿が再び閉じるまでのほんの僅かな時間の間に、僕の網膜にそれははっきりと写った。大きさはそれ程でもないし、先まで包皮に覆われてはいるが、真琴さんの身体からは想像の出来ないものが力を漲らせて美しく屹立していた。しかもその先端からは透明な粘液が糸を引いていた。
 でも待てよ、その手前にある筈の二つの愛らしい袋はどこへ行ったんだ。もしかして取っちゃったの? 或いはドリーさんのように体内に収めちゃってるの? でもテープは見えなかったけど。


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